2021年 年末の挨拶
2021年を振り返って
本年も昨年に引き続きコロナとの付き合い方を学んだ年となりました。11月に緊急事態宣言が解除されました。
弊社は、11月以降旅行に行かれる方が多くなってきました。延期されていた修学旅行の実施が次々と再開されました。添乗で奈良、京都、高山へ行きました。ご一緒する中で生徒さんは皆、旅を楽しみにされていたことを感じました。
いよいよ海外旅行も再開なるかとの期待が膨らみました。しかし、今度は新種コロナのオミクロン株が出てきました。2021年も最後までコロナに振り回された年になりました。
2021年のコロナ禍に旅行の新たな分野を開拓することができました。それは、「オンラインツアー」と「子ども体験ツアー」です。
オンラインツアーはパソコンやスマートフォンの画面を通して、あたかも実際にその場所に行ったような気になるツアーのことを言います。弊社では、「キコリ体験ツアー」を実施しました。チェンソーを使って木を伐倒する様子を画面を通して体験していただきました。そして参加者様と木こりが画面を通して会話するコーナーも用意し、参加者の質問に即回答する様子を中継いたしました。参加者の方にご好評をいただきました。
もう1つの取組みは、子ども体験ツアーです。こちらはリアル(実際現場に行って体験する)ツアーになります。「いのちをいただく」と題して、鶏をさばくことを実施いたしました。親子で参加していただきましたが、ルールとしては大人(今回は親)は、「見守る」。普段、大人は、子どもに対して「あれをしてダメ、これは危ない」と言って子どもたちがやることに口を出してきました。これでは子どもの成長はありません。子どもたちがやりたいようにやる。多少危ないことも子どもたちがやってみたいと思ったことはやらせる。こんなツアーを作ってみました。
この「いのちをいただく」ツアーは子どもたち2人1組で1羽の鶏を実際に包丁を使ってさばいてもらいました。お店のシェフが先生となってやり方を教えますが、実際にやるのは子どもたち。子どもたちは楽しそうにどんどん自分たちで包丁を使って切っていきます。それも楽しそうにやっていきます。見ている大人たちはヒヤヒヤですが・・・。
終わって感想を聞いてみると、「楽しかった」「またやってみたい」と目を輝かせて言います。大人が口を出さないからこそ子どもたちが自分で考え行動する。だからそう言えると思っています。これからも親が見守る、口を出さない「子ども体験ツアー」を企画していきます。来年は、岐阜の宝である「川」と「山」を使っての子ども体験ツアーを考えています。
2021年は、コロナで大変な年でしたが、そのおかげさまで新しい人との出会いから新しい分野のツアーを産み出すことができました。また来年も新たな発見をする年にしていきたいと思います。多くの方のお力添えをいただき何とか過ごすことができた1年でした。
2022年もどうぞよろしくお願い致します。