旅行お得情報3 「第56回京の冬の旅」
阿部が注目した旅行情報をピックアップ
本日は、京都情報をご案内します。今、第56回「京の冬の旅」として普段見ることの出来ない文化財を特別公開しております。2022年1月8日(土)〜3月18日(金)の期間限定の寺社仏閣をご案内致します。
第56回京の冬の旅
2022年の京の冬の旅のテーマは、「茶人ゆかりの禅寺」。2022年は茶人 千利休生誕500年、織田有楽斎没後400年にあたります。この2人をテーマにした14ヶ所の文化財が特別公開となっております。その中から阿部の注目をご紹介します。
報恩寺
令和4年は寅年。「鳴虎図」を是非御覧ください!
掛け軸「鳴虎図」は、明の時代に陶イツによって描かれたもの。見る方向によって体の長さが変わるという不思議な絵。この不思議な掛け軸を気に入ったのが豊臣秀吉。何度か報恩寺を訪れた秀吉が「聚楽第で鑑賞したい」と言って、寺から持ち出したところ、夜になって掛け軸の虎が鳴き始めた。その鳴き声で寝れなかった秀吉は、翌日に寺に返すよう命じたとのこと。それ以来、掛け軸は「鳴虎」として有名になりました。この掛軸が通常は寅年の1月1日〜3日に行われる寺宝展のみの公開。つまり12年に1回公開され、それも3日間なのです。それが今回、「京の冬の旅」の1期(1月8日〜16日)にも特別公開され、2期(1月17日〜3月18日)には複製画が特別公開となります。是非、1期の本物の掛け軸を御覧ください。
2期の期間は、「大黒天像」が特別公開されます。通常は京都国立博物館に寄託されています。寺で公開されるのは今回が始めてとなります。
住所:京都市上京区小川通寺之内下ル射場町579
料金:800円
時間:10時〜16時30分(最終受付16時)
行き方:市バス堀川寺の内バス停から徒歩2分
智積院
長谷川等伯・久蔵父子の国宝障壁画で有名。
今回の特別公開は、1期(1月8日〜30日)は、密厳堂、三部権現社殿の天井画「龍図」、求聞持堂の本尊
2期(1月31日〜2月28日)は、堂本印象の障壁画「婦女喫茶図」や「松桜柳の図」などで飾られた宸殿。
住所:京都市東区東大路七条下ル東瓦町964
料金:900円(通常公開部分も含む)
時間:9時〜16時30分(最終受付は16時)
行き方:市バス東山七条バス停から徒歩3分
醍醐寺 三宝院
豊臣秀吉が晩年に催した花見の舞台。世界遺産に登録されています。
今回の特別公開は、
- 瓦葺屋根の「純浄観」
秀吉が開催した花見の際に建てた茶屋を移築したものとされています。 - 奥宸殿
桂離宮の桂棚、修学院離宮の霞棚と並ぶ添加の三大名棚の1つ
住所」京都市伏見区醍醐東大路町22
料金800円(別途通常拝観料1000円が必要)
時間:1月2月 9時〜16時30分(最終受付は16時)
時間:3月 9時〜17時(最終受付は16時30分)
休み:1月14日、2月28日〜3月3日
僧侶が案内する醍醐寺 五重塔特別拝観
京都府内最古の木造建築物である国宝五重塔の初層内部を僧侶の案内で拝観できます。
特別公開期間:1月29日、30日、2月27日、28日、3月12日、13日
時間:10時〜15時の間で30分おき(定員あり)
料金:1500円(別途通常拝観料1000円が必要)
ご案内
- 特別公開箇所は、インターネットでの「事前予約優先」となっています。京都観光オフィシャルサイトより事前に予約が必要です。予約してお出掛けください。(当日受付で空きがあれば拝観できます。)
- 新型コロナウイルスの影響で拝観ができない場合があります。(事前にご確認ください。)
- 拝観時間は、各寺院によって変わります。事前にご確認ください。
- 休みを設けている寺院もございます。事前にご確認ください。
特別公開箇所一覧(第56回京の冬の旅)
- 建仁寺 正伝永源院
- 智積院※
- 東福寺 法堂・東司
- 東福寺 三門
- 大徳寺 聚光院
- 大徳寺 大光院(「京の冬の旅」初公開)
- 西陣 興聖寺(「京の冬の旅」40年ぶりの公開)
- 報恩寺 (「京の冬の旅」8年ぶりの公開)
- 仁和寺 御殿・庭園※
- 東本願寺 御影堂門(「京の冬の旅」初公開)
- 東寺 五重塔
- 醍醐寺 三宝院※
- 僧侶が案内する 西本願寺 書院※
- 僧侶が案内する 醍醐寺 五重塔※
※は今回の非公開文化財特別公開