シドニーLGBTイベント
LGBTイベントとは
2022年2月18日から3月6日までオーストラリアのシドニーにて世界規模のLGBTのイベント「シドニー・マルディグラ・パレード」が行われました。
LGBTとは
Lは、女性同性愛者 Lesbian(レズビアン)
Gは、男性同性愛者 Gay(ゲイ)
Bは、両性愛者 Bisexual(バイセクシャル)
Tは、性別越境者 Transgender(トランスジェンダー)
これらの頭文字を取って組み合わせた言葉になります。
マディグラパレード
このパレードは、世界最大のLGBTのイベントになります。1970年代に同性愛が犯罪と言われていており、ゲイ、レズビアンが反対するためのデモ行進がこのイベントのスタートとなります。
2022年で43回目
2022年でこのパレードは43回目を迎えます。そう、43年間続いているということです。パレードは毎年3月第一土曜日に実施されます。
2022年のテーマ
マディグラパレードには、毎年テーマが設けられています。2022年のテーマは、「UNITED WE SHINE」。
「力を合わせて輝く」。憎しみと不平等に対して立ち向かうための呼びかけ。そしてより公平な社会を創るを力を持っていることを主張することが2022年のテーマとなっております。
街中のパレードは中止
このイベント中には、レインボー(虹色)の衣装を着てシドニー市内を行進します。レインボーを着たり、身につけたりすることでLGBTの人に尊重の意思を示す意味があります。世界中のLGBTの方がシドニーに集まってきます。ただコロナ禍のため本年もシドニーの街中をパレードすることは中止になりました。
その代わり、シドニークラケットグランドでのパレードを実施しました。6500人以上が集まったとのことです。また期間中には、様々なイベントが用意されています。それらはパーティ、ゲイ作家と歩いて歴史を学んだりするプログラム、そしてゴルフをしたりしてこの期間を楽しみます。
性の多様性
LGBTはやっと日本で認知されてきました。日本でも学校教育から少しずつ変わってきました。すぐ思いつくのが「制服」。男性はズボン、女性は、スカートの着用が当たり前でした。しかし女性は全員がスカートを着たいと思っている訳ではありません。そこで開発されたのが「ジェンダーレス制服」。男女問わずに着ることができます。日本も学校教育からLGBTへの理解をする必要があります。
同性婚
2015年に日本の自治体では同棲カップルを証明したり、宣誓を受け付けたりできるようになった「パートナーシップ制度」。今では日本では150以上の自治体でこの制度が行われています。ただし法律上の同性同士のカップルが結婚することはできません。まだまだ日本は遅れています。
自分らしく生きる
カミングアウトしたが受け入れてもらえなかったり・・。いろいろと悩みがあったと思います。ただこれからは、「自分の心に正直に生きる」。
本当の自分を受け入れてくれる世の中に少しずつ変化していると思います。難しいことですが、1歩踏み出す勇気を持って欲しいと願っています。必ず理解してくれる人はいると信じて・・。