「スマホ脳」を読んで
大学4年生の長男から紹介してもらった本。読み始めたらあっという間に読み切ることができました。スマホとの関わりを考えます。
1日に何回スマホを手にとっていますか
私は、朝起きてからスマホを探し、メールチェックをするのが朝の日課。もちろん目覚ましはスマホのアラーム。そして朝ご飯を食べながらYahoo!のニュースチェック。勤務中もメールやLINEを常にチェック。夜は、ベッドに入ってから寝るまでダラダラとスマホをいじっています。スマホを1日どれだけ触っていると思いますか。この「スマホ脳」によれば、何と2600回以上スマホをさわっており、平均して 10分に1度スマホを手にとっています。使用時間は、平均で1日4時間、若者の2割は7時間もスマホを使っています。驚く回数と触る頻度です。
スマホは私たちの最新ドラックである
著者である、スウェーデンの精神科医、アンデシュ・ハンセン氏はこう言い切っています。スマホは麻薬と一緒なのです。先程も書いたように私も朝起きてから寝るまでスマホを探し、触っています。電車に乗っても車に乗って周りも見るとスマホを見ている人がほとんどです。
人間には興奮したりすると脳内から興奮分泌である「ドーパミン」が出ます。そのドーパミン量は、スマホからも多く出てるとのこと。チャットの通知が届く度にスマホを見たい衝動に駆られるのが理由といいます。
自分のこどもにはスマホを触らせない
iPhoneを発明したApple社の創業者、スティーブ・ジョブズ氏。彼は、自分の子どもに対して「iPadはこどものそばに置くことすらしない。」スクリーンタイムを厳しく制限していると話をした。
マイクロソフトの創業者、ビル・ゲイツ氏は、「子どもが14歳になるまでスマホは持たせなかった」と話をしたとのこと。
スマホ脳より
IT企業のトップは、スマホが子どもにとって害であることを知っていたことになります。著者の国のスウェーデンの11歳児の98%が自分のスマホを持っているとのこと。日本では2020年のデーターでは小学生の所有率は、53.1%。2人に1人が持っている計算ですね。これは年々数字は上がっていきますので遠くない将来にはスウェーデンと同じ比率になるでしょう。
我が家のことで考えてみると長男(現在、大学4年制)の時は、中学校卒業するまでは持たせませんでした。しかし次男(現在大学1年生)の時は、長男と同じで中学卒業するまで持たせない考えでいましたが、周りの友達がほぼ持っているので欲しいと言われました。しかしそんな理由で買い与えるほど我が家に余裕もありませんし、そんな甘い親でもないため拒絶をしておりました。しかし次男より便箋2枚になぜ必要なのか、使用する時間を守るなどを書いて渡されました。そのため遂に中学2年生の時にスマホを購入しました。(結局甘い親でした笑)
子どもにスマホを与えることは悪いことではありませんが、本書にも書いてあったように「こどもに取ってスマホは100害あって1利なし」です。
スマホの威力
それではスマホをサイレントモードにする、ポケットに入れればいいかと思うが、本書によるとそうではないらしい笑
スマホには、人間の注意を引きつけるものすごい威力がある。ポケットの中にスマホがあると思っても、脳は無意識のレベルで感知し、「スマホを無視すること」に知能能力を使ってしまうようだ。その結果、本来の集中力を発揮できなくなると結論づけています。スマホは日に何百回とドーパミンを放出させている。
「スマホ脳」より
運動することで改善される
スマホを使うことを我慢したりするとストレスが溜まる。そのストレスを発散する一番いい方法は「体を動かすこと」。心拍数をあげる運動がいいとのこと。私がハマっている「ランニング」が最適らしい笑 しかし走ることでなくても歩くことでもよいとのこと。
うまく付き合っていくこと
スマホは全く利用しないことは不可能です。スマホとうまく付き合っていくことが大切です。
- 使用時間を決める。
- 毎日1〜2時間、スマホの電源をOFFにする。
- 寝る前にはスマホは見ない。
特にいいなと思ってすぐ実践したことは、
スマホの表示をモノクロにする。
色のない画面の方がドーパミンの放出量が少ない。
SNSとの付き合い方やメールのチェックする頻度等を改善していきます。仕事中はともかく、プライベートの時はいろいろと改善していきます。