M御一行様と台湾4日間
M御一行様と2024年5月28日(火)〜5月31日(金)に台湾(高雄、台南、台北)へ行ってきました。
1日目
中部国際空港9時55分発のチャイナエアーラインで台北・桃園国際空港へ。飛行時間は、3時間。あっという間に台湾へ到着です。
桃園国際空港到着後、入国審査を終えます。その後、台湾の最南の「高雄」へ行くために新幹線の桃園駅へ。桃園駅は桃園国際空港から車で移動します。
台湾新幹線は、日本の新幹線技術を採用しております。車内の表示も日本と一緒です。日本と違うところは、荷物置き場があるところですね。1時間30分で高雄到着です。
高雄到着後、早速観光へ。先ず訪れたところが「蓮池潭(れんちたん)」へ。
蓮池潭(れんちたん)
蓮池潭(れんちたん)は台湾高雄市左営区にある観光名所で、美しい風景と文化的な見所が豊富です。蓮池潭は人工湖で、面積は約75ヘクタールに及びます。周囲には、龍虎塔、春秋閣、五里亭などの有名な寺院やパビリオンが点在し、宗教的および文化的な重要性を持っています。
龍虎塔は、塔の内部を通り抜けることで、悪運を追い払い、幸運を迎えるとされています。春秋閣は、関羽を祀る寺院で、美しい中国伝統建築が見られます。五里亭は湖畔にあるパビリオンで、静かな場所でリラックスするのに最適です。蓮池潭は、地元の人々や観光客にとって、散歩やサイクリング、ピクニックなどを楽しむ憩いの場所でもあります。
虎の内部を取って、邪気を追い払いました。蓮池潭の前にある「慈済宮」も立派なお寺でした。
慈済宮
慈済宮(じさいきゅう)は、台湾高雄市左営区に位置する歴史的な寺院で、蓮池潭の前にあります。この寺院は、主に観音菩薩を祀っており、そのほかにも多くの神々が祀られています。慈済宮は、地元の人々や観光客にとって、精神的な支えとなる重要な宗教施設です。
寺院の歴史は非常に古く、元々は清朝時代の1691年に建立されましたが、その後何度も改築が行われています。建築様式は伝統的な中国の宮殿風で、美しい彫刻や絵画、華麗な装飾が施されています。
慈済宮は、特に大きな祭りの時期には多くの参拝者で賑わいます。観音菩薩の誕生日などの重要な宗教行事には、多くの信者が訪れ、祈りや供物を捧げます。寺院の周囲には、蓮池潭の美しい景色を楽しむことができる場所もあり、観光と信仰の両方を兼ね備えた場所となっています。
1日目は、蓮池潭の観光後、ホテルへチェックイン。そして夕食へ。夕食は、海鮮料理をご用意しました。
夕食は海鮮料理
夕食後は、皆様元気でしたので、高雄の名物観光の1つ「MRT美麗島駅」へ。
MRT美麗島駅
美麗島駅(びれいとうえき)は、台湾高雄市にある高雄捷運(MRT)の主要な駅の一つで、高雄市前金区に位置しています。高雄捷運の紅線(R線)と橘線(O線)の交差点にあり、乗換駅として重要な役割を果たしています。
この駅は、美麗島事件(1979年の民主化運動)の名前に由来し、台湾の歴史と民主化運動の象徴的な場所とされています。美麗島駅は、単なる交通拠点としてだけでなく、観光名所としても有名です。
特に注目されるのが「光之穹頂(Dome of Light)」です。これは、イタリアの芸術家ナルシス・クエテッタが設計した、世界最大級のステンドグラスのインスタレーションで、駅の中央に位置しています。直径30メートル、高さ6メートルのドーム状の天井に、四季や生命のサイクルを表現した色鮮やかなガラスが使用されており、訪れる人々に感動を与えます。
きれいなステンドグラスを見た後は、高雄の夜市「六合二路」へ。
六合二路
六合二路夜市(ろくがつにろよいち)は、台湾高雄市新興区に位置する人気の夜市で、高雄を代表する観光スポットの一つです。この夜市は、高雄捷運(MRT)の美麗島駅から徒歩ですぐの場所にあり、観光客にもアクセスしやすいです。
六合二路夜市は、主に食べ物を中心とした屋台が並び、地元の人々や観光客に大変人気があります。ここでは、新鮮なシーフード、台湾の伝統的なスナック、そして各種のデザートを楽しむことができます。特に有名な食べ物には、牛肉麺、胡椒餅、台湾ソーセージ、臭豆腐などがあります。また、果物のジュースやタピオカミルクティーといった飲み物も多くの屋台で提供されています。
夜市の活気ある雰囲気は、地元の文化やライフスタイルを体験するのに最適で、多くの観光客が夜市の賑わいを楽しんでいます。食べ物以外にも、衣料品やアクセサリー、雑貨などを販売する露店もあり、買い物も楽しめます。
六合二路夜市は毎日夕方から深夜まで営業しており、特に週末や祝日には多くの人々で賑わいます。観光客にとっては、夜市での食事や買い物を通じて台湾の文化を身近に感じることができる、非常に魅力的なスポットです。
今、ちょうど時期である「マンゴー」を買って食べました。美味しい!!
2日目
ホテル出発して先ず向かった先は、「寿山公園」です。
寿山公園
寿山公園(じゅざんこうえん)は、台湾高雄市鼓山区に位置する広大な自然公園で、地元住民や観光客にとって人気のレクリエーションスポットです。寿山は標高約356メートルの山で、寿山公園はその一帯を含むエリアに広がっています。ここでは豊かな自然と美しい景色を楽しむことができます。
公園内には多くのハイキングコースが整備されており、初心者から上級者まで楽しめるトレイルがあります。ハイキングをしながら、市内や海のパノラマビューを楽しむことができるため、特に日没時には絶景スポットとして知られています。
寿山公園には、自然愛好者にとって魅力的な野生動物や植物が豊富に生息しています。特に野生のサルが多く生息しており、訪れる人々にとっては一つの見所となっています。公園内にはまた、寿山動物園もあり、さまざまな動物を見ることができます。
寿山公園は、その静かな環境と美しい自然により、ピクニックや散策、アウトドアアクティビティに最適な場所です。また、公園内には展望台や休憩所もあり、家族連れや友人同士での訪問にも適しています。
公園は市内中心部からアクセスが良く、公共交通機関や車で簡単に訪れることができます。寿山公園は、高雄の自然美と市街地の景色を一度に楽しむことができる、魅力的な観光スポットです。
山を登っているときに野生の「サル」をみましたね。
高雄の観光を終え、バスにて台南へ移動します。
台南到着後、訪れた先は、「旧日本勧業銀行 台南支店(現 土地銀行 台南支店)」です。
日本統治時代に建てられた建物が今でも利用されています。立派な建物でした。
旧日本勧業銀行 台南支店(現 土地銀行台南支店)
旧日本勧業銀行台南支店は、台湾台南市にある歴史的な建物で、現在は台湾土地銀行台南分行として使用されています。この建物は、日本統治時代の1936年に完成し、日本勧業銀行の台南支店として建設されました。
建築様式は、ネオルネサンス風で、優雅な外観と細部にわたる精巧な装飾が特徴です。建物は、煉瓦と石材を使用しており、重厚感と格式を感じさせます。特に、ファサードのアーチ状の窓や柱のデザインが目を引きます。
この建物は、台湾における日本の近代建築の一例として重要な文化財とされています。建設当時の建築技術やデザインがよく保存されており、台湾の建築史や日本統治時代の歴史を学ぶ上で貴重な資源となっています。
戦後、台湾が中華民国に返還された後、この建物は台湾土地銀行に引き継がれ、現在でも銀行として利用されています。内部は現代の銀行業務に対応するよう改装されていますが、外観は当時のまま保存されています。
旧日本勧業銀行台南支店は、台南市内の観光スポットとしても知られており、多くの観光客が訪れ、その歴史的価値と美しい建築を楽しんでいます。
神殿のような建物です。柱も立派です。現在も「土地銀行 台南支店」として利用されていました。
昼食を食べに行きました。今日のお昼は、「担仔麺と小皿料理」です。
担仔麺と小皿料理
テーブルに乗らないぐらい料理が出てきます。カラスミも食べました。しかし肝心の担仔麺の写真を撮り忘れてしまいました笑 美味しすぎて食べるのに夢中でした笑笑
昼食の後は、台南観光の続きです。
「赤崁楼」へ。
赤崁楼(せきかんろう)
赤崁楼(せきかんろう)は、台湾の台南市に位置する歴史的な建造物です。赤崁楼は、台湾で最も古い西洋式の建物の一つであり、その歴史は17世紀に遡ります。以下に、赤崁楼についての詳細な説明を行います。
歴史
赤崁楼は1653年、オランダ東インド会社によって建設されました。当時は「プロヴィンティア城」と呼ばれ、台湾南部の貿易拠点および防衛のための要塞として機能していました。しかし、1662年に明朝の遺臣である鄭成功(国姓爺)がオランダ人を追い出し、台湾を支配するようになると、赤崁楼は中国風の建物へと改築されました。
建築
赤崁楼は、オランダの植民地時代と中国の支配時代の建築様式が混在しているのが特徴です。オランダ時代の石造りの基礎や壁が残る一方で、中国風の屋根や装飾が施されています。建物の内部には、当時の陶器や書画が展示されており、歴史的な遺産として保存されています。
そして、台南最後の観光地「延平郡王祠」へ。
延平郡王祠(えんへいぐんおうし)
延平郡王祠(えんへいぐんおうし)は、台南市にある重要な観光地で、鄭成功を祀った祠です。以下に詳細を説明します。
歴史と背景
延平郡王祠は、台南市内の安平地区に位置し、鄭成功(ていせいこう)を祀るために建てられました。鄭成功は、明朝の遺臣であり、17世紀に台湾をオランダから奪還し、その後台湾を統治しました。彼の功績を称えて、多くの祠や廟が台湾各地に建てられていますが、延平郡王祠はその中でも特に重要なものの一つです。
建築と特徴
延平郡王祠の建物は、伝統的な中国の建築様式に則っており、青い屋根と装飾的な彫刻が特徴です。祠の内部には鄭成功の像が祀られており、彼の功績や歴史的な足跡に思いを馳せることができます。また、周囲には庭園や伝統的な建築が配置されており、訪れる人々に歴史的な雰囲気を感じさせます。
台南観光はこれで終了。台南駅へ送ってもらい、ここから新幹線で台北へ。
台北到着後、夕食へ。
夕食は、台湾料理で有名な「欣葉」にてご用意しました。
欣葉
食事が終わって外を見たら「101」がすぐそこに見えました。
明日の夜に「101の夜景ツアー」をしましょう。となりました。明日、夜景見に行きますよ!
3日目
3日目は、午前中に「忠烈祠」、「故宮博物院」を見学。午後から「中正紀念堂」と「十分観光」へ行きました。
忠烈祠
台北の忠烈祠は、国民革命軍の戦死者を祀るために1969年に建てられました。主に抗日戦争(1937-1945)や国共内戦(1945-1949)で命を落とした兵士たちを祀っています。台湾の忠烈祠は、北京の天安門広場にある人民英雄紀念碑をモデルにしています。
忠烈祠で有名なのが衛兵交代式です。
忠烈祠 衛兵交代式
忠烈祠の観光名所として最も有名なのが、毎正時に行われる衛兵交代式です。衛兵交代は精緻な儀式であり、観光客にとって大変魅力的なイベントです。衛兵たちはきちんとした制服を着用し、緻密な動作で交代します。この儀式は訪れる人々にとって忘れられない体験となるでしょう。
故宮博物院
次の訪れたところは「故宮博物院」。
故宮博物院は、中国本土の北京にある故宮博物院と並ぶ二大博物館の一つであり、正式には「国立故宮博物院」と呼ばれます。1949年の国共内戦の結果、中国国民党が台湾に撤退する際に、北京の故宮から貴重な文物を持ち出して設立されました。そのため、台北の故宮博物院には多くの貴重な文物や芸術品が所蔵されています。
目玉商品
故宮博物院には約70万点もの収蔵品があり、その中には以下のような特に有名な目玉商品があります。
肉形石
肉形石(ろうしょくせき)は、豚の角煮にそっくりな翡翠(ヒスイ)でできた彫刻です。驚くほどリアルな見た目と精緻な細工で、訪れる人々を魅了します。これは中国の清朝時代に作られたもので、美術工芸の高度な技術を示しています。
翠玉白菜
翠玉白菜(すいぎょくはくさい)は、白菜の形をした翡翠の彫刻で、清朝の宮廷で非常に人気があった作品です。翡翠の自然な色合いを巧みに利用し、白菜の葉や茎がリアルに表現されています。また、白菜の上には小さなバッタとキリギリスが彫られており、細部に至るまで精巧な作りが特徴です。
毛公鼎
毛公鼎(もうこうてい)は、周代に作られた青銅器の鼎(てい)で、古代中国の政治や儀式に使用された重要な器具です。この鼎は、その美しいデザインと細かい彫刻、また内部に刻まれた銘文が非常に貴重であり、中国古代文明の高度な技術を示しています。
書画コレクション
故宮博物院には、歴代の中国の名書家や画家による貴重な書画が多く収蔵されています。特に、唐代の書道家・顔真卿や宋代の画家・馬遠などの作品は、その歴史的価値と美術的価値から多くの人々に愛されています。
この日は、「翡翠の白菜」は、ヨーロッパの美術館に貸し出されており実物をみることが出来ませんでした。
その他のものはしっかりと見ることが出来ました。
その後、ランチタイム。本日は、北京料理をご用意しました。
北京料理
北京料理と言えば、丸焼きですね。
昼食でお腹いっぱいになった後は、午後の観光へ!
中正記念堂
中正記念堂(ちゅうせいきねんどう、Chiang Kai-shek Memorial Hall)は、台湾の台北市に位置する重要な歴史的・文化的なランドマークです。この記念堂は、中華民国の初代総統であり、国民党の指導者であった蔣介石(Chiang Kai-shek)を記念して建てられました。以下に中正記念堂の詳細を説明します。
概要と歴史
中正記念堂は、蔣介石の死後、彼を記念するために建設されました。建設は1976年に始まり、1980年に完成しました。記念堂の敷地は広大で、台北市の中心部に位置し、市内の主要な観光スポットの一つとなっています。
建築とデザイン
記念堂の建物は、伝統的な中国の建築様式を取り入れた白い大理石の建物で、青い屋根が特徴です。この色彩の組み合わせは、中華民国の国旗を象徴しています。記念堂の建築デザインは台湾の著名な建築家である楊卓成によって設計されました。
記念堂への入口には、大きな広場と美しい庭園があります。広場の中央には、壮大な大階段があり、これを上がると記念堂の正面に出ます。
内部の特徴
記念堂の内部には、蔣介石の巨大な銅像が設置されています。この銅像は、蔣介石が座った姿勢で表現され、堂々とした威厳を持っています。銅像の周囲には、彼の生涯や功績を紹介する展示があり、訪れる人々は彼の歴史的な役割や台湾に対する影響について学ぶことができます。
十分へ。
十分
十分(じっぷん)は、台湾の新北市平渓区に位置する美しい観光地で、特に天燈(ランタン)上げで有名です。十分老街では、観光客が願い事を書いたランタンを夜空に放つ風景が見られます。また、十分瀑布(十分の滝)は「台湾のナイアガラ」と称される絶景スポットで、自然の美しさを堪能できます。十分は、鉄道が街中を走る風景や、豊かな自然と歴史的な街並みが魅力で、多くの観光客が訪れます。
今回は、天燈上げの写真を撮り忘れてしまいました。。。
101の夜景
十分から台北に戻り、夜は、皆さんと昨日約束した「101夜景鑑賞」。現在、中国本土から台北へは観光客が来ないので101も空いております。約15分ほど待ったらエレベーターの乗れ、81階へ行くことができました。
台北101(タイペイ101)は、台北市の信義区に位置する超高層ビルで、かつては世界一の高さを誇りました。このビルは、台北市のランドマークであり、特に夜景が美しいことで有名です。以下に、台北101の概要と「夜景完勝」について詳しく説明します。
台北101の概要
- 高さ: 508メートル
- 階数: 地上101階、地下5階
- 完成年: 2004年
- 特徴: 伝統的な中国の建築要素を取り入れたモダンなデザイン。ビル全体が竹の節を模した形状になっています。
展望台
台北101の展望台は、89階に位置し、360度のパノラマビューを楽しむことができます。ここからは、台北市全体を一望でき、特に夜景が美しいと評判です。高速エレベーターでわずか37秒で展望台に到達します。
4日目
台湾最終日は、「九フン観光」と「鼎泰豊」ランチ
九份観光
九フンと言えば宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」の舞台となったところで有名な場所です。
九份(ジォウフェン、Jiufen)は、台湾の新北市瑞芳区にある美しい山間の町で、その独特な風景と雰囲気から、宮崎駿監督の映画「千と千尋の神隠し」との関連でよく知られています。以下に九份の概要と「千と千尋の神隠し」との関連について詳しく説明します。
九份の概要
九份は、19世紀末から20世紀初頭にかけてゴールドラッシュで栄えた鉱山町でした。その後、一時期は衰退しましたが、1990年代に観光地として再興されました。現在は、その古風な街並みと美しい風景、そして多彩な食文化で多くの観光客を魅了しています。
私が、九份にくると必ず食べるのが「芋圓」。タロ芋から作られたモチモチの芋団子のことです。お店は、きまって「阿柑姨芋圓」。ここが一番好きです!
鼎泰豊
台湾の締めくくりは、小籠包で有名な「鼎泰豊」。
日本にも支店はありますが、現地で食べるとやはり美味しい! ぺろりと食べてしまいますね。
旅行を終えて
M御一行様の台湾4日間に同行させていただきました。毎回、お客様と一緒のテーブルで食べ、飲みと大変楽しい日々を過ごさせていただきました。添乗員ということを忘れておりました笑(いえ、忘れたときはありません笑笑) また皆様とご一緒させていただけることを楽しみにしております。
ケイツーリスト 阿部浩介