味醂工場見学・酒造工場見学と日間賀島のふぐ
2024年2月3日(土)に日帰りで「立川美術館」鑑賞、杉浦味醂工場見学、白老酒造の酒造工場見学と日間賀島のふぐを食べてきました。
立川美術館
愛知県半田市にある立川美術館は、江戸時代から明治時代にかけて活躍した木彫刻師、立川和四郎の作品を収蔵・展示する美術館です。
1983年に開館した立川美術館は、和四郎の出身地である半田市が運営しています。和四郎の作品を中心に、江戸時代の木彫刻作品約300点が展示されています。
立川美術館の主な展示作品は以下のとおりです。
- 「木喰観音」:和四郎の代表作である木喰観音は、高さ約1メートルの観音菩薩像です。ケヤキの一木から彫り出された観音像は、優しい表情と穏やかな姿で知られています。
- 「十二神将」:十二神将は、仏教を守護する12の神様です。和四郎は、十二神将をそれぞれ異なるポーズで表現しています。
- 「阿弥陀如来坐像」:阿弥陀如来坐像は、阿弥陀如来を表現した仏像です。和四郎は、阿弥陀如来坐像を慈悲深い表情で表現しています。
立川美術館は、木彫刻作品を鑑賞できる数少ない美術館です。和四郎の作品だけでなく、江戸時代の木彫刻作品を幅広く鑑賞することができます。
立川美術館は、木彫刻作品に興味がある方、江戸時代の文化に興味がある方におすすめの美術館です。
またこの立川美術館のある半田市「亀崎地区」は、山車を海浜への曳き下ろしで有名な「潮干(しおひ)祭」を開催する有名な場所です。2024年は次のスケジュールが発表されています。
立川美術館
住所:愛知県半田市亀崎町6丁目81番地 電話番号:0569-29-5897
半田市亀崎地区 潮干祭
日程
2024年5月3日(金)・4日(土)
場所
愛知県半田市亀崎地区
概要
愛知県知多半島の北東部に位置する半田市亀崎地区で毎年5月3日・4日に行われる「亀崎潮干祭」は、豪華な刺繍幕や精緻な彫刻で装飾された5輌の山車を干潮の海浜に曳き下す勇壮華麗な祭りです。
山車を豪快に曳き廻す男衆の熱気と興奮、鳴り響くお囃子の調べと威勢の良い掛け声、海風に翩翻とはためく吹き流し・・・・・300有余年の歴史と伝統をしっかり守り伝えてきた「本物の祭り」をどうぞご堪能ください。
見どころ
- 山車の曳き下ろし
5輌の山車が、男衆の力によって干潮の海浜に曳き下ろされます。山車が海に浮かぶ様子は、まさに圧巻です。
亀崎潮干祭 山車の曳き下ろし
- 御旅所での奉納
山車が海浜に曳き下ろされると、御旅所と呼ばれる場所で神事が行われます。
- 山車の曳き廻し
神事の後、山車は再び街中を曳き廻されます。
- 夜宮
5月3日の夜には、夜宮が行われます。山車は提灯で飾られ、幻想的な雰囲気になります。
潮干祭について
https://dashi-matsuri.com/dashikan/chita/shiohi/index.htm
杉浦味醂
次に訪れたのは、愛知県碧南市にある「杉浦味醂」。
愛知県碧南市にある創業180年以上の老舗の造り酒屋です。伝統的な製法を守り、米、米麹、焼酎のみを使い、時間をかけて丁寧に仕込まれた本みりんは、まろやかで深い味わいが特徴です。
杉浦味醂の特徴
- 伝統製法: 昔ながらの製法で時間をかけてじっくりと熟成させることで、杉浦味醂独特のまろやかで深い味わいを実現しています。
- 素材: 原料は、地元産の米、米麹、焼酎のみを使用しており、素材本来の旨味を引き出しています。
- 種類: 1年熟成、3年熟成、白みりん、みりん風調味料など、幅広い種類の商品を取り揃えています。
- 用途: 料理の隠し味として、照り焼きや煮物など様々な料理に活用できます。
杉浦味醂の魅力
杉浦味醂の魅力は、伝統製法を守り、素材にこだわり、丁寧に作られていることです。化学調味料や保存料は一切使用していないので、安心して使うことができます。
まろやかで深い味わいは、料理の味を引き立て、ワンランク上の仕上がりにしてくれます。
有名和菓子屋・洋菓子屋さんにも使われています
調べてみると有名和菓子屋さんや洋菓子屋さんにも杉浦味醂さんの味醂が使われています。
- とらや
創業150年以上の歴史を持つ老舗の和菓子店です。杉浦味醂を使った「羊羹」は、滑らかな舌触りと上品な甘さが特徴です。 - 京菓子 鶴屋吉信
創業180年以上の歴史を持つ老舗の和菓子店です。杉浦味醂を使った「京あられ」は、上品な甘さと香ばしさが特徴です。 - パティスリー・シュヌルベルグ
名古屋市にある老舗洋菓子店。チョコレートケーキ「オペラ」は、杉浦味醂を使ったガナッシュクリームが濃厚で深い味わいです。 - キルフェボン
名古屋市にあるタルト専門店。季節のフルーツを使ったタルトは、杉浦味醂を使ったカスタードクリームとの相性が抜群です。
杉浦味醂
住所:愛知県碧南市弥生町4丁目9-9 電話番号:0566-41-0919
日間賀島でふぐを喰らう
今回のメインイベントの1つ昼食は、日間賀島へ渡り「フグを喰らう」
日間賀島とは
日間賀島は、愛知県知多半島の南東に位置する周囲約4kmの小さな島です。名古屋港から高速船で約50分、知多半島師崎港からフェリーで約20分と、アクセスが良く、日帰り旅行先として人気があります。
日間賀島の魅力
島には、美しい海水浴場やマリンスポーツ施設があり、夏は海水浴やシュノーケリング、ダイビングなどのアクティビティを楽しむことができます。また、島内にはレンタサイクルがあり、島の風景を楽しみながらサイクリングするのもおすすめです。
日間賀島名物
日間賀島の名物は、フグやタコ、エビなどの海鮮料理です。特に、日間賀島で養殖されているフグは絶品です。また、島内にはカフェやレストランも多く、ランチやティータイムを楽しむこともできます。
今回の食事のフグフルコース
今回は、冬の名物である「フグ」のフルコースを食べてきました。もちろん「多幸(たこ)」も食べてきました。昼間からひれ酒飲んでフグ料理を食べて幸せでした。
フグコース料理(今回食べた料理の献立)
- 先付け なまこ霙(みぞれ)和え
- 茹で物 多幸(タコ)
- お造り てっさ
- 魚醤炭火 ふぐ魚醤焼き 赤車海老
- 冷鉢 金赤とまと
- 揚げ物 ひまかキンツの唐揚げ
- 鍋物 てっちり
- 食事 ふぐの雑炊
- 香の物 じゃこ煮、沢庵
- デザート 水菓子
日間賀観光ホテル
今回、この美味しい昼食をご用意いただいたのは、日間賀観光ホテルです。
日間賀島観光ホテルは、愛知県知多郡南知多町日間賀島にある海辺のホテルです。全室南向きで、美しい海を一望できます。
特長
- 海の眺望: 全室南向きで、美しい伊勢湾と日間賀島の海を一望できます。
- 新鮮な海鮮料理: 島で獲れた新鮮な魚介類を使った料理が自慢です。
- 露天風呂: 海を眺めながら入浴できる露天風呂があります。
- 充実した設備: カラオケや卓球など、充実した設備があります。
- アットホームな雰囲気: スタッフが親切でアットホームな雰囲気です。
客室
客室は、すべて海側のお部屋で、和室、洋室、和洋室があります。どの部屋からも美しい海を眺めることができます。
食事
食事は、新鮮な魚介類を使った料理が自慢です。日間賀島で獲れた魚介類を、その日のうちに調理して提供しています。
ラウンジ
私が好きなのはこのラウンジ。
日間賀島観光ホテルは、2023年7月に海を一望できる開放的なテラスと、落ち着いた雰囲気のライブラリーを備えた新しいラウンジをオープンしました。
ラウンジの特徴
- 開放的なテラス: 海を一望できる広々としたテラスは、日中の日光浴や読書、夜は星空観察など、様々なシーンで利用できます。
- 落ち着いた雰囲気のライブラリー: 暖炉のある落ち着いた空間で、読書や音楽鑑賞などを楽しむことができます。
- フリードリンク: コーヒー、紅茶、ソフトドリンクなどのフリードリンクサービスを提供しています。
- 軽食: 軽食メニューも用意しているので、ちょっとした休憩にも利用できます。
- Wi-Fi: 無料Wi-Fiを提供しているので、インターネット接続も可能です。
利用時間
- 7:00~22:00
利用料金
- 宿泊者無料
その他
- ラウンジでは、書籍や雑誌、ボードゲームなども用意しています。
- テラスには、ハンモックやブランコも設置されています。
日間賀観光ホテル
住所:愛知県知多郡南知多町日間賀島下海59 電話番号:0569-68-2211
澤田酒造
澤田酒造は、愛知県常滑市にある創業1848年の老舗酒蔵です。
特長
- 伝統的な製法: 昔ながらの木製桶や甑を用いた伝統的な製法で酒造りを行っています。
- 軟水仕込み: 常滑市の軟水を使用することで、まろやかで口当たりの良い酒を造っています。
- 地元産米: 地元産の米を100%使用することで、土地の風土を表現した酒を造っています。
- 豊富な種類: 常滑焼の甕で熟成させた「甕雫」や、無濾過生原酒など、豊富な種類の酒を造っています。
代表銘柄
- 白老: 澤田酒造の代表銘柄。軟水仕込みで造られた、まろやかで口当たりの良い酒。
- 常滑: 常滑焼の甕で熟成させた、芳醇な香りと味わいの酒。
- 七賢: 地元産の七種類の米をブレンドして造られた、複雑な味わいの酒。
澤田酒造
住所:愛知県常滑市古場町4丁目10 電話番号:0569-35-4003
感想
知多や常滑、日間賀島は私の岐阜県の隣にあります。岐阜から車で1時間で行けます。日間賀島は年に2回は行く大好きな場所です。何を食べても本当に美味しいです。冬の「ふぐ」は本当に最高です。てっさは皿にびっしりとありますしね。
今回、食事をしました日間賀観光ホテルさん。「金赤とまと」の甘いし、炭火で焼いた「赤車海老」も最高でした。そしてキンツの唐揚げ(キンツとは、「ふぐさば」のこと。日間賀島で「キンツ」と呼びます。)は絶品でした。昼間からフグひれ酒を飲んで、てっさ、ふぐ雑炊と最初から最後まで美味しかったです。
杉浦味醂さん、澤田酒造さんは、昔ながらの手法にこだわったものを作ってらっしゃいます。工場見学や試飲ができ、その場で味醂やお酒が購入できます。
是非、愛知県の半田、常滑、日間賀島にこりん!(来て)
ケイツーリスト 阿部浩介