高校での社会人講話で講師をしました
本日、岐阜の高校で「社会人講話」の機会をいただきました。講話分野は、次の11の業種に分かれています。
- 医療・看護
- 介護・福祉
- メディア・放送
- WEB制作
- 建築
- 製造
- 農業
- ベンチャー
- 観光・旅行
- スポーツ
- 公務員
私は、この中で「観光・旅行」の分野を担当しました。
対象
高校1年生
目的
- 岐阜で活躍する社会人による講話を通して、岐阜県を支える人を知り、岐阜県が持つ魅力を再認識する。
- 持続可能な社会の実現のために、「自分たちで解決できる課題」「自分たちにしかできないこと」について考える。
- 社会で活躍するために必要な資質・能力とは何かを考え、高校生として今やるべきことについて考える。
講話内容
私は、パワーポイントを使い、自己紹介、ケイツーリストの会社設立から、弊社が取り扱っている旅行の内容(一般団体、インセンティブ旅行、修学旅行、スマイルパック®ツアーなど)などを説明しました。
生徒へ課題投げかけ
旅行業には、様々な仕事があります。
- ツアープランナー(旅行企画)
- ツアーコンダクター(添乗員)
- 海外ランドオペレーター(駐在員型)
- カウンターセールス
- 団体営業
仕事内容をそれぞれ説明しました。そして「あなたはどの仕事をしたいですか。」そして「その仕事をする上で何が大切ですか。」と質問しました。
一番人気の仕事は・・
女子生徒が多かったせいもあり、5つの中から一番人気の仕事は、「カウンターセールス」でした。実際に旅行会社のカウンターに行って申し込んだ経験があるんでしょうか。
その仕事をする上で大切なこと
私が一番注目していたのは、この質問です。
やってみたい仕事はイメージできると思いますが、果たして「その仕事をする上で何が大切ですか」の投げかけには「分からない」と回答すると思っていましたが、いい意味でその期待を裏切られました。
しっかりと自分の意見を述べる生徒さんが多かった
ランダムで指名した生徒さん4人は、しっかりと自分の考えを述べました。
「お客様とコミュニケーションを取り、知りたいこと、やって欲しいことを考え案内する」(カウンターセールスを選んだ女子生徒)
「お客様が楽しいと思うコースをイメージし、旅を創りたい」(ツアープランナーを選んだ男子生徒)
私が仕事をする上で大切なものは
仕事をする上で私が大切だと思うことは、次の3つです。
好きなものを見つけよう
私は、旅行業を仕事にして今年で30年になります。ここまで続けてこれたのは、何より「旅が好き」、「人と話すのが好き」、「人を喜ばせることが好き」。と「好き」と言えることがあるからです。「好き」があれば何でも続けることができます。旅行業と言わず好きといえることを持ちましょうと話をしました。
IQよりEQ
IQ(知能指数)も大事ですが、EQ(心の指数)を高くして欲しいと思います。思いっきり泣いたり笑ったりすることが出来る感受性豊かな人になって欲しいと思います。
まじめである
何事においても一所懸命で目標に向かって真っ直ぐであること。向き不向きより前向きでいきましょう。
実際に現地へ行って自分の目で肌で感じて欲しい
スマホやパソコンで簡単に旅先の写真や動画を見ることが出来るようになりました。しかし、実際に旅に出て、その土地の匂いやそこに住む人とコミニュケーションを取る、そしてその土地の食べ物を食べて欲しい。
実際にそこへ行っていろいろなことを体験して欲しい。
本日の社会人講話の講師をして学んだこと
私は、今まで大学生や就職を希望する高校生に対しての「職業講話」をした経験はありましたが、高校1年生を対象にした「社会人講話」は初めてでした。
最初は、進学をメインの学校の1年生に「働くことの意義」を説明してもイメージが沸かないと考えていました。しかし今日話を聞いてくれた生徒さんは真剣に私の話を聞き、旅行会社の仕事内容から自分の働きたい仕事とその仕事をする上で大切なことは何か。の質問にしっかりと自分の意見を述べてくれました。自分の考えを書き記す、言うことができることは素晴らしいと思います。
皆様の講義を聞く姿勢や発表からも多くの刺激を受けました。オミクロン型の新型コロナウイルスが感染拡大している今日、弊社を含む旅行会社は、キャンセルが続き、落ち込む日が多いです。しかし本日、皆様の笑顔から元気をもらいました。ありがとうございました。